Leica iCON iCR80 –建設・土工用ロボティックトータルステーション
現場での効率を最大化する、究極の建設用トータルステーション
Leica iCON iCR80 建設用トータルステーションがその「目」を向けるものは、1 つしかありません。ユーザーのターゲットです。市場で最も堅牢な自動視準機能とロックおよび再ロック技術を搭載する、ATRplusでより多くの点を墨出しできます。iCR80は、反射するもの、機械、動き回る人々など、多くのものが存在し、特定のターゲットをロストしがちな混雑した場所で特に便利です。常に変化する現場の状況が障害になってはいけません。
iCON iCR80では下記が可能です:
- 基礎のフーチングまたは型枠のためのチョークラインの墨出し
- コンクリート注入作業前の、パイプの打込みあるいは裁断などの分かりにくい層での点の墨出し
- 2D CADからオブジェクトベースのBIMモデルまでの真の設計データを使用する簡単な芯出し・墨出し
- パイプの壁貫通、空調設備の設置位置、配管工事、板金加工用の挿入・切り込みのための MEP 墨出し
- 現場で直接、出来形および検証タスクを完了
- 縁石加工、樋加工、あるいはフライス盤、アスファルト、コンクリート舗装、またグレーダーあるいはドーザーなど、様々な建設土工機械のコントロール
iCON iCR80は、シンプルで信頼性が最も高い自動セットアップ手順、業界をリードするプリズムロック、3D設計モデルの完全レンダリングで現場の芯出し・墨出しの効率をアップします。この洗練された、ワンマントータルステーションは、さまざまな目的、特に困難な状況に「オールインワン」ソリューションを提供し、ワークフローを加速化します。
ライカジオシステムズは、iCR80シリーズとして簡素化されたユーザーインターフェースを持つLeica iCON iCR80Sをご紹介します。ディスプレイがなく、iCON フィールドソフトウェアが搭載されていないiCR80Sは、4つのボタン付きキーボードで操作できます。
Leica iCON iCR80 – 墨出しの効率性
複雑な設計で墨出しする能力
入り組んだ設計における墨出しは、建設作業員が日々直面する困難な作業です。複雑な形状は、線や長方形に変換して簡素化する必要があります。このため、現場に持ち込まれた杭打ち点は、真の設計を表していないことになります。iCON build Layout Objects アプリを使用すると、コントローラーから柱やパイプなどのオブジェクトをタップして選択するだけで3Dモデルから直接墨出しを実施できます。墨出し作業パッケージの柔軟な作成の利点を活用できるため、効果的な進捗管理に役立ちます。
最も安定したプリズムロック
iCR80 と iCR80Sは、自動視準機能およびターゲットのロック・再ロックを可能にするATRplusテクノロジーを搭載し、自動的にターゲットを視準します。ATRplusはプリズムが測量ポール上にあれ、移動中の車両上にあれ、プリズム上の機器をロックし続けます。また光、ホコリ、雨、その他の現場の環境条件をインテリジェントに自動検知し、これらに適応します。その結果、ターゲットのロックを失うことから生じるダウンタイムを最低限に抑制し、芯出し作業またはマシン管理プロジェクトの生産性を向上します。
ダイナミックロック
iCR80 と iCR80S はどちらも、オプションでダイナミックロック機能を備えており、移動するターゲットへのロックオン機能を強化します。静止して、機器がプリズムを見つけてロックするのを待つ必要はもうありません。ATRplus とダイナミックロックにより、iCR80 と iCR80S は、移動するターゲットを探して追尾するため、より広い領域で最高の自動化性能を実現します。
Leica iCON iCR80 (iCR80S) の特徴
- 特許を取得した SpeedSearch 機能によるより速いプリズム検知
- 長距離 Bluetooth® (最大 400m) による安定したデータ通信
- ポールからマシン、あるいはその逆も可能な簡単なコントロールの交換
- トータルステーションの能力を最大化し、ターゲットをロックし続け、点から点への墨出しに最速スピードを確保するATRplus テクノロジー
- 現場の他の物体を無視する「ターゲット調整」機能
- 視野が中断された場合でも、最速スピードで再度ロックオン
- 移動するターゲットを探し、ロックオンするダイナミックロック(オプション)
- 効率的で信頼性が高く、シンプルで自動化されたセットアップルーチンのためのセットアップパイロットアプリ